GT-Roller M1.1(生産終了)
雨の日、レースの直前、真夏の昼下がり、
ケガの療養中、子どもと留守番しているとき、ふと出来た空き時間。
走れないけど「今、走りたい!」
そんなサイクリストの望みを叶えたいという想いから、GT-Roller M は生まれました。
Carbon Motion Controller による、気持ちの良い実走感。
コンパクトかつ高剛性な設計により、持ち運びはもちろん、様々な場所で安定感抜群の走行をすることが出来ます。
GT-Roller M は、いつでもどこでも、「今、走りたい!」あなたを支えます。
ウォームアップトレーナーとして
Mシリーズは、持ち運びに便利なコンパクト設計かつ、高い実走感を持つ高性能なローラー台。レース、イベントで 質の高いウォーミングアップを可能にし、あなたの100%の力を発揮させる手助けをします。
ホームトレーナーとして
Mシリーズは、高い実走感に加え、低振動・低騒音。ストレスなく、多様なトレーニングが可能です。また、折りたたむと、世界最小クラスのコンパクトサイズ。収納場所も最小です。
機能紹介
Carbon Motion Controller
”自転車との一体感”を実現する為に、グラファイトデザイン社と共同開発した“Carbon Motion Controller”を搭載。自転車に必要なバランス感覚を再現。固さは Soft / Medium / Hard の3種類用意。乗り手の重量に適応した固さを選択してください。
高剛性・コンパクト設計
コンパクト性と安定性を両立する画期的な折りたたみ機構。世界最小クラスの大きさで室内では場所をとらず、持ち運びにも便利。また、展開も直感的で簡単。専用設計のアルミパイプ、超高剛性のアルミダイカスト製センターブロックにより、使用時は固定ローラーに迫る安定性を発揮します。
PTZ (Pedaling Test Zone)
PTZはペダリングスキルの確認と向上をアシストする機能です。
慣性(実走でいう惰性走行)による誤魔化しを排除し、ご自身のペダリングスキルが分かりやすく体感出来ます。 PTZは負荷レバーを”3″の位置にし、ホイールスピードが”30km/h以下”の場合に有効になります。ギヤをインナーにして、軽めのギヤで行ってください。
負荷システム
4段階の手動負荷ユニットを搭載。2本のローラーにブレーキをかける構造により、1本へのブレーキに比べてタイヤへの負担が分散され、ダメージを減少させます。また、高回転トレーニングに最適な低負荷から、パワートレーニングにも対応可能な高負荷まで、幅広い負荷特性を特徴としています。
Mシリーズ専用削り出しローラー
ローラー外周部は切削加工を施し、回転ブレは0.05mm以内と超高精度。また、外周部は肉厚とすることにより、最適なフライホイール効果を発生させます。そして、自社開発の専用バランサーマシンにより、回転バランスを1本1本すべて調整。それらにより、気持ちの良い走行感と、低振動・低騒音を提供します。
取扱説明書・コンセプト&データ・不具合情報・よくあるご質問等の製品に関する詳しい情報については下記をご覧ください。
GT-Roller M1.1 ドキュメント
ファイル形式:PDF
最終更新日:2019.02.08
ファイル形式:PDF
最終更新日:2019.02.15
GT-Roller M1.1 FAQ
C-MC(Carbon Motion Controller、以下C-MCと省略します)は使用者の体重に適応した固さを選択してください。なお、C-MCはGT-Roller Fシリーズと異なり固さを調整する機能はありません。
GT-Roller M1.1購入時に選択した以外の固さが必要な場合は、別売のC-MCをお買い求めいただく必要があります。
C-MCのそれぞれの固さに対する体重制限(※)は以下のようになります。
※自転車を含まない使用者の体重となります
C-MC種別 | 体重制限 |
---|---|
Soft | 60kgまで |
Medium | 80kgまで |
Hard | 100kgまで |
たとえば、体重55kgの方でしたら、Soft, Medium, Hardのどれを選択していただいても構いません。
しかし、固くなるほどC-MCの振れ幅が小さくなり固定感のある乗り心地になってしまいます。高い実走感を求める場合にはSoftの選択を推奨いたします。
GT-Roller F3.2は、屋内使用を前提とした、据え置き型のホームトレーナーになります。
モーションコントローラー特有の振れ幅や動きが、実走により近く上質な乗り心地になっております。
静穏性も、M1.1に比べると高くなっております。
GT-Roller M1.1 はGT-Roller F3.2にはないPTZ(Pedaling Test Zone)機能を持ち、また、屋外使用もできるようコンパクトさ、携帯性を重視した製品となっております。
最大負荷がGT-Roller F3.2ほどかからないため、スマート化(GT-eSMARTを使用)しバーチャルライドを行った時には、数パーセーントの勾配で最大負荷となってしまうなど、再現できる勾配範囲が狭いため、バーチャルライドでの使用はあまりお勧めいたしません。
コンパクトに折りたたむことができますが、製品使用時の横幅がGT-Roller F3.2と比べて45mmほど広く、945mmとなります。
どちらかの購入を迷われた場合には以下を参考にしていただければと思います。
GT-Roller F3.2を推奨するケース
・室内でより高い走行性能と静音性を求める場合
・スマートトレーナー化し、バーチャルライドを楽しみたい場合
GT-Roller M1.1を推奨するケース
・PTZ機能を使用したい
・コンパクトさ、持ち運びやすさを重視したい
GT-Roller M1.1にブルカット2を使用していただけます。ブルカット2を使用することでより振動対策を行うことが可能となります。
GT-Roller M1.1に必要なブルカット2の個数は8個となります。
添付画像の赤矢印で示した箇所にブルカット2を4つ配置してください。
ローラーユニットにつきましては脚が4つございますので、それぞれの脚に乗るように、ブルカット2を配置してください。
ブルカット2を使用すると、その厚み分、車高が高くなりますので、十分注意して乗降を行ってください。
GT-Roller M1.1では以下の3種類の方法で負荷を変更することができます。
- 手動負荷装置(出荷状態)
- リモートレバー使用時
- GT-eSMARTシリーズ(GT-eBox,GT-ePower-M)を使用
リモートレバーを使用するためには手動負荷装置を外す必要があり、併用することができません。
GT-ePower-Mは手動負荷またはリモートレバーが装着されていても使用することが可能です。自宅などで電源を確保できる場合にはスマートトレーナーとして使用し、レース会場など電源の確保ができない場合には、手動負荷(またはリモートレバー)を使用し負荷を変更するなど使い分けていただくことができます。
(GT-ePower-Mを使用する場合には、手動負荷およびリモートレバーは負荷が一番軽い状態に設定してご使用ください)
GT-Roller M1.1はフロント部分を持ち上げて使用することはできません。
C-MC(Carbon Motion Controller)は水平での使用を前提に設計されております。そのためフロント部分を持ち上げて使用した場合に、C-MCが意図しない方向に捻れたりして、破損する可能性がございます。
また、フロント部分を上げて使用したことによる破損は、保証対象外となりますので、ご注意下さい。
GT-eSMARTシリーズ製品(GT-eBox,GT-ePower-M)を接続すると、スマートトレーナー化することができ、バーチャルライドソフトをご使用いただくことが可能となります。
勾配に連動して負荷が変わるようなバーチャルライドソフトにつきましては、使用していただくことは可能ですが、GT-Roller M1.1の負荷特性では勾配の再現可能範囲が狭く、高負荷になるとPTZ機能が働き別のトレーニングとなってしまいますので、あまり推奨はいたしません。
GT-eRemoteの設定において”最大負荷制限解除”をオフ(最大負荷制限あり)にしていただくと、PTZ機能は動作しなくなりますが、最大負荷が低くなるため勾配再現範囲がより狭くなってしまいます。
上記内容に留意してスマートトレーナー化していただければと思います。
特に以下の2点につきましてご確認ください。また、取扱説明書もご覧ください。
- 製品に付着した汗を拭き取る
製品に付着した汗を放置した場合、⾦属部品や塗装に⼤きなダメージを与え、 製品の劣化を早める可能性があります。特に、C-MCの根本と取り付け⽳は、よく拭き取ってください。
屋外で使用した場合には水なども付着していることがございますので同様に拭き取りしてください。 - 製品に付着した泥や砂等を拭き取る
泥や砂が製品内部に⼊り込んだ場合、負荷システムが動作しなくなる可能性が あります。また、ベアリング内部に侵⼊すると、寿命が著しく短くなります。ご使⽤中も、砂や泥等が⼊らないようにしてください。
GT-Roller M1.1製品単体をご購入された場合には、走行中に負荷を変更することはできません。
オプション商品である「M1.1リモートレバー」をご購入し、取り付けていただきますと手元で負荷を変更できるようになりますので走行中でも変更可能となります。手元で負荷を変更できるだけでなく、4段階だった負荷が9段階まで増え、幅広いトレーニングを行っていただくことが可能となります。
走行時の振動などにより、負荷レバーの固定部のナットが緩んでしまっていると考えられます。
下記の資料を参考に増し締めしていただきますと改善されることがございます。
増し締めしても改善されない場合には、お問い合わせください。
弊社では随時、製品の開発・改良を行っておりますが、新製品の開発内容や発売時期に関するご案内は致しかねます。
オプション
GT-ePower-M
GT-Roller M1.1をスマート化するオプションユニット。さらに細かい負荷調整や、トレーングメニューの再生、バーチャルライド等を可能にし、あなたのトレーニングをもっと豊かにします。手動負荷装置と同時搭載が可能なため、屋内ではスマートローラーとして、屋外では機械式ローラー台として使用可能。
※GT-eBoxと併用が必要です
製品仕様
推奨する自転車サイズ
- 推奨ホイールサイズ
- 700C、27インチ
- 推奨タイヤサイズ(幅)
- 20〜28mm
- ホイールベース
- 845~1200mm
- フロントフォークエンド幅
- 100mm
- フロントフォークエンド幅
- 100mm
仕様
- 製品重量
- 約7.0kg
- 体重制限
- 100kg
- 寸法(折りたたみ時)
- 幅985mm 全長1170-1525mm 高さ450mm
(幅200mm 全長610mm 高さ175mm)
- 価格
- ¥59,000(税別)
- その他
購入時に”Carbon Motion Controller” を乗り手の体重に適応した固さを選んでください。付属のC-MC以外の固さが必要な場合は、別売のC-MCをお買い求めいただく必要があります。
体重制限:Soft- Max 60kg Medium- Max 80kg Hard- Max 100kg
※体重制限を超えたC-MC を使用した場合、転倒や破損などの危険性がございます。また、体重制限を超えて使用した場合による破損等は保証の範囲外となります。
注意事項
●屋外での設置について
砂利や凸凹がある不整地、泥地などに設置する場合は、ローラーユニットの破損する可能性あります。原因はローラーユニットの地上高が低い為です。これは乗車性の向上、使用時の安定性の向上、屋外走行時と同等の目線に近づける目的によるものです。設置は舗装 路または、凹凸が少ないフラットな未舗装路を選んでください。または、板などを敷いて設置してください。
●泥が付いているタイヤでの使用について
シクロクロス、MTB などで泥が多く付着したタイヤで使用すると、負荷システムが動作しなくなる場合があります。2本のローラーに十分な負荷を均等にかけ、スマート化も可能にするために、負荷システムは複雑な構造となっています。動作に支障が出た場合は、負荷システムの清掃をしてください。電子機器であるGT-ePower-Mを搭載した場合は、水、泥などで修理不可能な破損をする場合があります。