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GT-Roller M1.1 使用事例01(サポートサイクリスト)

GT-Roller M1.1 使用事例01(サポートサイクリスト)

2019年にグロータックが募集した一般サイクリスト向けの「サポートサイクリスト」
GT-Rolloer M1.1を特別価格と特別サポートプランで提供し、数多くの方に応募いただきました。
そのサポートサイクリストのみなさまからピックアップし、どのようなトレーニング等をして結果を出したかをご紹介いたします。

第1回目は、スポーツバイクに乗って32年というベテランライダー、高橋茂さん(53歳・男性)です。

※忌憚なきご意見をいただくようお願いしているため、ネガティブなご意見等もそのまま掲載しております。
※この記事は個人の感想であり、製品の感じ方には個人差がございます。多くのご意見を比較していただければ幸いです。

GT-Roller M1.1 使用事例 連載記事

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回


高橋茂さん(53歳・男性)

自転車とはどのように関わってきましたか?

小学校を卒業する頃に買って貰ったクロモリ・ディスクブレーキのランドナーから始まり、途中ブランクを除くと32年、総走行距離20万km程スポーツバイクに乗ってきました。
そんな風に経歴は長いのですが、実はロードバイクに乗り始めたのは50歳過ぎ、地元サイクリングクラブで距離を走る機会が増えてからで、今の2017Roubaix Comp Discが初めてです。
悪天候でも一日300kmを走れるバイクということで選びましたが、車重は重くとも剛性があり踏めば速度が出るので、一昨年は年間1万km、昨年はSTRAVAのKOM獲得数挑戦、今年は獲得高度11万mとシクロクロス練習参加と毎年テーマを決め様々な用途に使っています。

また土日祝日は年1,2回しか休めませんが、昨年11月にそのうちの一回を使ってひたちなかエンデューロにも初参加しました。第3集団に混じって走り、コーナーで遅れては坂や直線で合流を繰り返しながら結果は平均34km/h程度、60人弱のうち35位。前年までマラソン大会を目標にしていたラン練習を100%バイクに切り替え、せめて30位を切れるように頑張ってみることとしました。

2019年の目標と結果ついて

ひたちなかエンデューロを走る高橋さん

2019年はより遠くへより速くということで、初心者目安の年間獲得高度11万mと耐久レースで集団内36km/h(単独なら33km/h、平坦直線トップスピード50km/h)走行を数字目標とし、1月にパイオニアのペダリングモニターを装着、3月まではシクロクロス練習参加、4月半ばGT-Roller M1.1到着直前からパワートレーニングを開始しました。
幸い砂浜や崖など起伏の多い海岸と阿武隈山地に挟まれたアップダウンに恵まれた茨城北部に住んでいるので、平日は近くの坂や峠を巡り(TSS120)、月3回山地で峠を梯子(TSS350)、月1回南の平野へ距離走(TSS300)、天候が悪かったり時間が取れないときはGT-Roller M1.1でローラー走というサイクルで週平均TSS700程をこなした結果、12月上旬時点で11万m達成、今年のレースはチーム参加となりましたがほぼ単独走状態で平均34km/hと目標を達成できました。

GT-Roller M1.1の主な使用方法・効果・使い心地について

室内の練習環境

サポートサイクリストになってから12月上旬までGT-Roller M1.1には合計77回91時間31分、平均すると週2回強の頻度で一回あたり40分から3時間半乗っています。以前用いていた固定ローラーに比べ、スムーズに廻るのが気持ち良いです。低負荷・高ケイデンスで廻すと非常に実走に近い感覚になるので、ロングライド後の疲労抜きやインターバル走に用いています。
リモートレバー導入後にはペダル上死点・下死点を知るため練習の開始時や合間にPTZ*を挟み、実走時にはPTZの感覚を思い出しながらパイオニアのペダリングモニターでペダリング効率を確認してます。劇的な効果はありませんが、PTZによってペダリング効率を上げやすくなったと思います。数値はGT-Roller M1.1を使い始めた頃は42%だったZ4平均ペダリング効率が7月下旬に40台後半に、7月下旬に50%だったZ7平均ペダリング効率が今は50代後半と向上しています。
また基本100rpm、高回転時170rpm、高負荷時80rpmでスムーズに廻し続けることを心掛けた結果、実走で必要時に廻せるようになり加速時140rpmまでが実用域になったのと、ロングライド時に2時間から3時間無休憩でもタレずに走り続けられるようになったのは予想外でした。こちらは更に続けて行きたいと思います。

駐車場でのウォームアップ

そしてGT-Roller M1.1最大の特徴の野外での使用感ですが、レース時に駐車場に設置した時アーレンキー一本で短時間展開できたのは勿論、普段自宅で何時も使っている環境が再現されウォームアップ出来たので緊張が減りリラックスして本番に臨めましたのがとても良かったです。
そのように気に入った点も多く冬に入り益々使用頻度は上がっていますが、残念ながらGT-Roller M1.1での高負荷や低ケイデンスの感覚は実走とかなり差があり、またダンシングでフロントの振れが少ないのも違和感があります。700W以上やダンシングは割り切って実走で練習していますが、実走が減ると最大出力が素直に700W以下に落ちます。出来ればオプションでダンシング練習専用のモーションコントローラーが欲しいところです。

*PTZ(Pedaling Test Zone):GT-Roller M1.1についている、ペダリングスキルの確認と向上をアシストする機能。慣性(実走でいう惰性走行)を排除した状態にすることにより、クランクの回転スピードを360°一定に保つようにペダリングを意識することができる。


高橋茂さんのFacebokはこちら
定期的にトレーニングの報告をされていますので、ご参考にどうぞ!

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