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GT-Roller M1.1を屋外で使おう!

GT-Roller M1.1を屋外で使おう!

GT-Roller M1.1を屋外でも使用できる、マルチなトレーナーです。
屋外での使用の仕方を覚えて、レース前にウォーミングアップを行い、より良い結果を出しましょう!

1 置く場所を選ぶ

製品の破損を防ぐため、砂利のあるところや泥地などは避けて、舗装された場所に置きましょう。
もし、そういった場所が避けられないことがあらかじめわかっている場合は、ローラーユニットの下に置くベニヤ板等を準備しておくことをおすすめします。

自転車が傾かず違和感なく走行するためには、前足部分を水平にすることが重要です。 逆に、ローラーユニットはいくら傾いていても走行感にはほとんど影響しません。

なるべく水平の取れた場所に設置するのが(図1)望ましいですが、傾きのある場所に設置する場合は、前足部分が水平になりやすいよう場所に設置します。

例えば、斜面が一定の場合、斜面と前足を合わせるのではなく(図2)、斜面と進行方向を合わせたほうが(図3)、前足は平行が取りやすくなります。

2 前足を調整する

なるべく平行の取れる場所に置いたら、前足部にあるアジャスターを回して、水平を取ります。水準器を前足部分に置いてみると、わかりやすくなります。(写真1)
また、設置するときは前足部分の3点が接地するように調整してください。(図4)
調整のコツとしては、アジャスター部分を短めにしておき、中央のゴム部分のみを接地させた状態で水平にし、そこからアジャスター部分を調整して地面に接地させると簡単です。
アジャスターを調整しても水平が取れないような場所の場合、薄いベニヤ板等をアジャスターや中央のゴム部分の上に置いて、調整します。(図5)
水平の度合いは、乗ってみて大きく違和感がなければ問題ありません。

3 ホイールベースを合わせよう!

動画 ホイールベースの合わせ方

前足を固定したら、自転車に合わせてホイールベースを合わせます。2つのローラーにタイヤが接地していれば大丈夫です。
このとき、ローラーユニットを動かそうとすると、いちいち自転車を下ろしてはズラし、また自転車を乗っけて調整と、ちょっと大変です。
ホイールベースを合わせるときのコツとして、ローラーユニットを動かすのではなく、フレームユニット自体を持ち上げて調整すると、自転車を載せたまま調整することが出来ます。
また、家でのトレーニングする自転車とレースで使用する自転車が同じ場合は、あらかじめフレーム部分にマークを入れておくと良いでしょう。

4 ローラーユニットの位置を調整する

写真2 走行ラインが端に寄る

いざウォーミングアップを開始!
と思って自転車を漕ぎ始めると、どうもローラーの端に走行ラインが端に寄ってしまう。(写真4)
そんな時は、ローラーユニットが曲がっている可能性があります。
右側に寄ってしまうときは、ローラーユニットを右側にズラし、左側に寄っている場合はローラーユニットを左側にズラして調整します。
基本的にローラーユニットはまっすぐになっていれば、走行ラインはほぼ真ん中になりますが、体の重心等、何かしらの要因で走行ラインが端に寄ってしまう場合も、この方法で解決することが出来ます。


!Check!

「雨の日はどうすればいいの?」

GT-Roller M1.1はベアリング部にダストカバーがついているため、水等は入りづらい設計となっておりますが、雨の中で使用できる設計にはなっておりません。
そのため車のバックドアの下や建物の庇の下で行うなど、なるべく雨の回避できる場所において使用してください。
ローラーやタイヤが濡れていますと、滑ってしまうことがございます。
その場合は、タイヤとローラーを拭いてからご使用ください。

「ウォーミングアップって具体的にどうすればいいの?」

元全日本TT王者である西薗良太さんによる「ウォーミングアップ方法」の記事が掲載しています。

西薗良太が教える「自転車競技のウォーミングアップ」


屋外という特殊な環境の場合、路面状況によってはどうしても設置に時間がかかってしまう場合がありますが、設置場所の選択、設置方法、対処方法を覚えておくと、設置に大きな時間がかかることなく、すぐに乗り始めることが出来ます。
是非こちらを覚えて、レースでのウォーミングアップ等に役立ててください!

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