PES-P505 Base スパイダー型パワーメーター
【クランクM20ボルト(キャップ)につきまして(2023年8月25日)】
2023年5月から2023年8月までに出荷した「Magene PES-P505 Base」のクランクM20ボルト(キャップ)が短期間で緩んでしまう事例があることが判明しました。
本症状が発生する方に向けて、メーカーより提供された緩みにくくなった対応品を無償で配布いたします。
詳細につきましてはこちらをご確認ください。
【フレームとの干渉について(2023年5月23日)】
フレーム形状およびBB規格によりスパイダーがフレームと干渉し取付けができないと報告を受けております。
弊社の見解としては以下の通りです。
・・・
BB規格T47インターナルを採用しているフレームは干渉する可能性が高い。
それ以外にも、外径が大きいBB規格や特殊な形状のフレームについても確認が必要。
BSAに代表されるトラディショナルなBBタイプについては問題はない
・・・
干渉チェックシートをご用意しておりますのであらかじめご確認いただくことを推奨いたします。
パワーメーターは上級者向け。
そんなイメージはありませんか?
上級者だけでなく、まだ始めたばかりの方や週末ライダーの方にも、パワーメーターの導入がおすすめです。
例えば、向かい風や坂道でも、頑張りすぎず自分の能力に合った走り方が可能です。
自分自身のパワーを知ることで、スポーツの楽しみ方がもっともっと広がります。
もちろん、シビアなトレーニングを行う上級者の方も満足できる性能です。
Magene PES-P505 Baseで、より速く、より遠くまで。
機能紹介
スパイダー型パワーメーター
スパイダー型パワーメーター。
実際にトルクがかかる部分での計測方式のため、正確性の高い両脚合計のパワーを計測することができます。
パワー・ケイデンスに加えて、左右バランス・ペダルスムーズネスが計測可能です。
※トルク効率は計測できません
高剛性、中空構造のCNC削り出しクランク
PESクランクは、精密なCNC加工を施した三つ穴の中空構造により、軽量かつ高剛性を実現しています。
110BCD SHIMANO 4アームチェーンリング互換
広く普及している110BCD SHIMANO 4アームチェーンリング(ロード用)が装着可能なため、好みのチェーンリングを使用することができます。
また、純正チェーンリングとしてQED スプリットチェーンリングを用意しています。変速性能も抜群です。
アクスル径 24mmスピンドル
SHIMANO BBに対応する24mmスピンドル。
SHIMANO BBを使用していれば、BBを交換することなく直接取り付けることが出来ます。
+1.5% のパワー測定精度
PES-P505 Baseは、高精度なひずみゲージと加速度センサーを採用しています。
温度補正アルゴリズムと組み合わせることで、いつでもどこでも正確で信頼性の高いパワーデータを計測します。
便利なキャリブレーション機能
マニュアルキャリブレーションに加え、オートキャリブレーション、バックペダルキャリブレーションを搭載しています。
詳細につきましてはこちらをご覧ください。
IPX7の防水性
IPX7の防水性を備えているため、雨の日でも安心して外を走ることができます。
Magene_PES-P505 ドキュメント
ファイル形式:PDF
最終更新日:2024年5月10日
ファイル形式:PDF
最終更新日:2023.05.12
Magene_PES-P505 FAQ
Magene PES-P505 Base には3種類のキャリブレーションがありますが、組み付け時にスマートフォンアプリ(Magene Utility)やサイクルコンピューターから「手動キャリブレーション(Zero calibration)」を実施していただければ、通常の使用では再度実施していただく必要はございません。
なお、定期的に「手動キャリブレーション(Zero Calibration)」を実施されても問題ございません。
以下、3種類あるキャリブレーションにつきまして説明いたします。
手動キャリブレーション
Magene Utilityやサイクルコンピューターから実施する、校正になります。
以下の作業を行った際には、必ず手動キャリブレーションを実施してください。
- 初回インストール時
- 再インストール時
基本的には定期的に実施する必要はありませんが、気になる場合は実施してください。
スマートフォンアプリ(Magene Utility)で実施した場合、校正結果として-200から200の値が表示されれば問題ありません。それ以外の数値が表示された場合、異常の可能性があります。
また、クランクの位置はキャリブレーションの結果に影響はありません。
バックペダルキャリブレーション
Magene Utilityで「Rewind Zero-Offset」をオンにし、ペダルを後ろに5回回すことでキャリブレーションが動作します。
キャリブレーションの動作状況や結果については、本体やアプリからは判断できません。
この方法のメリットは、走行中にもキャリブレーションを実行できる点です。
なお、逆回転を始める時のクランク(ペダル)の位置は関係ありません。
オートキャリブレーション
オートキャリブレーションは自動的に実施されます。
校正内容は手動キャリブレーションに比べてわずかな範囲での調整となりますので、あまり気にする必要はございません。
気になる場合は「手動キャリブレーション」を実施していただくようお願いいたします。
リセットを数回実施することで、症状が改善する場合がございます。
リセット方法については、同ページ内の「リセット方法」をご確認ください。
何度かリセットを行っても改善しない場合は、ケーブルの故障や本体の不具合が考えられます。その際は、弊社サポートまでお問い合わせくださいますようお願いいたします。
Magene PES-P505 Baseのスパイダーとクランクの接合部は専用設計のため、他社製のスパイダーやクランクとの組み合わせはご使用いただけません。
PES-P505が11Sに基づいた設計である事が一因として挙げられます。
また、SHIMANOの11sと12sのチェーンリングを比較した際に、
チェーンラインに2mm程の差が生じており、これらの要因から、
変速機を限界まで調整してもチェーンがアウターに掛からず、変速できない場合があります。
(フレーム形状によるため、問題なく変速する場合もあります。)
12sをお使いで上記の事象となった場合は、販売店様へお問い合わせいただくか、
純正品であるQED スプリットチェーンリングセットをお買い求めの上、ご使用ください。
表題の報告を受けております。
この場合は恐れ入りますが、純正品のQED スプリットチェーンリングセットをお買い求めの上、ご使用ください。
スパイダーをクランクに取付する際に製品に付属している治具とBB取付工具(BB44-16)が必要になります。
クランクを自転車に固定する際には六角アーレンキーが必要となります。
それ以外に専用工具等は必要ございません。
基本的にPCD(BCD)110で4穴のものであれば取り付けが可能です。
例外としてシマノ社のFC-9200などはチェーンリング取り付け位置の形状が一部変更になっており取付ができません。
QEDチェーンリングは11速,12速用に設計されていますので、それ以外たとえばクラリス8速などで使用した場合はフロントのギア変速がスムーズに動かないなどの問題が生じる可能性があります。
※仕様(11速,12速)以外の組み合わせとなるため弊社では動作確認をしておりません。
2023年5月から2023年8月までに出荷していたMagene PES-P505に付属しているクランクM20ボルト(キャップ)が短時間で緩んでしまう問題がありました。
その対策品として2023年8月以降に出荷しているMagene PES-P505のクランクM20ボルト(キャップ)にOリングが組み込まれております。何回もつけ外しをした場合に切れてしまうことがあります。その際は製品に付属しているOリングに交換し使用してください。
クランクのみの販売はしておりません。
Magene PES P-505の校正結果値については、正常範囲として±200までが認められています。マイナスの値であっても問題ありません。
校正値は、使用環境に合わせて正しく測定するために補正をかけた結果の数値であり、メーカーが指定する範囲内であればどんな数値であっても正常です。
校正(キャリブレーション)を行うサイクルコンピューターの仕様によっては、異なる値が表示される場合があります。その際は、サイクルコンピューターの取扱説明書をご確認ください。
Power Slope パワー値を±10%の範囲で調整できる機能になります。これにより、別のパワーメーターとのパワー値が異なる場合に、その数値を調整して合わせることが可能です。1パーセントずつの微調整が行えます。
具体的な例として、以前使っていた他のパワーメーターよりもパワー値が約-5%低い場合に、Power Slopeを+5%に調整することで以前のパワー値とほぼ同じ値に調整することができます。
Magene PES-P505に取り付け可能なチェーンリングは、PCD(BCD) 110の4穴仕様となります。
シマノ製のチェーンリングについては、以下のようになります。
- 11速チェーンリング:取り付け可能
- 12速チェーンリング:取り付け可能ですが、チェーンラインが外にずれるためディレイラー調整が必要になり、場合により変速性能に影響が出ます。12速で使用する場合はMagene社QEDチェーンリングの使用を推奨いたします。
- GRX :取り付け不可(PCDが異なるため)
他のメーカーのチェーンリングについては、上記の内容と照らし合わせて確認してからご使用ください。
Magene PES-P505に他社製のチェーンリングボルトを取り付ける際の適切なトルクは、通常は12Nmとなります。
ただし、Magene社のチェーンリングのボルトを取り付ける際には、ボルト本体や取扱説明書に記載されている8Nmが正しいトルク値ですので、ご注意ください。
他社製のボルトを使用する場合は、それぞれのボルトや説明書に従い、正確なトルクを確認してください。
他のデバイス(たとえばZwiftなどのトレーニングアプリ)とペアリング済みであれば、ペアリングの解除を行ってから再度試してください。
Bluetoothのプロトコル上、センサー(パワーメーターなど)は同時に1つのデバイスまたはアプリとしか接続できません。
それでも解消されない場合は「リセット」を実施ていただくと解消される場合もございます。リセット方法につきましては同ページ内の「リセット方法」をご確認ください。
(2024年3月7日追記)
Magene Utilityアプリのバージョンアップに伴い、ご利用開始に関する手順に「使用開始について」のアクティベーション方法と手順が変更になっております。
記載の手順に加えて、アプリのSign up(アカウント作成)が必要になりました。
具体的には、アクティベーションの手順の③に進む前に、まずはSign Upを行っていただく必要があります。
Magene UtilityのSign up(アカウント作成)手順は以下の通りとなります。なお、Onelap Fitのアカウントをお持ちの場合は同じアカウントで使用していただけます。
【Sign up手順】
- アプリMagene Utilityを開きます
- 「Sign Up」を選択します。
- First Name、Last Name、Emailを入力します。
- Send Codeをタップします。
- 入力したEmail宛に6桁のコードが送信されるので、それをVerification Code欄に入力します。
- パスワードを設定し、Please enter password欄に入力します(パスワードは6文字以上で設定してください)。
- 確認事項を確認し、OKならチェックを入れます。
- 全てにチェックを入れると、「Sign Up」がオレンジ色になるので、それをタップします。
- Sign Upが成功すると、「Sign Up success」と表示され、ログインされたページに移動します。
【注意事項】
Send Codeをタップしてから60秒以内にSign Upを完了する必要があります(秒数がカウントされます)。60秒を過ぎた場合は、再度Send Codeをタップして新しい6桁コード番号を入力してください。
製品仕様
PES-P505 Base スパイダー型パワーメーター
- 計測方法
- スパイダー型
- 重量
- 650g(170mm・チェーンリングなし)
- パワー計測精度
- ±1.5%
- 稼働時間
- 200時間(満充電時)
- 通信規格
- ANT+, Bluetooth
- 保護等級
- IPX7
- 計測データ
- パワー、ケイデンス、左右バランス、ペダルスムーズネス
- パワーレンジ
- 0 ~ 2500W
- ケイデンスレンジ
- 20 ~ 200rpm
- クランクサイズ
- 165 / 167.5 / 170 / 172.5 / 175
- 対応BB
- BB86,SHIMANO HOLLOWTECH II BSA/ITA(アクスル径:24mmスピンドル)
- Qファクター
- 147mm
- 対応チェーンリング
- 110BCD SHIMANO 4アーム ロード用 ※SHIMANO GRX用チェーンリングは使用不可
- 希望小売価格
- ¥39,600(税別)
- 保証期間
- 24か月
QED スプリットチェーンリングセット(純正チェーンリング)
- サイズ
- 50-34 / 52-36 / 53-39
- 重量
- 138g(50-34)
- 対応変速
- 11S , 12S
- チェーンライン
- 45mm
- 規格
- 110BCD SHIMANO 4アーム
(シマノ製11s/12sクランクには装着出来ません)
- 希望小売価格
- ¥10,200(税別)
注意事項
・本製品の使用を開始するには、スマートフォンアプリ「Magene Utility」によるアクティベーションが必要です。その際、メールアドレスが必要になります。
・既存のクランクと交換した場合、同じチェーンリングを使用してもフロントディレイラーの調整を行わないと、最適な変速ができない場合がございます。交換後は必ずフロントディレイラーの調整を行ってください。
・BBやフレームの形状によってはスパイダー部分が干渉して取りつかない場合がございます(例:BB規格T47インターナルは干渉する可能性が高い)。購入の際は、干渉チェックシートをご用意しておりますので、あらかじめご確認いただくことを推奨いたします。
・自転車を洗う際は、本機器に高圧洗浄機等の高圧な噴流水を使用しないでください。また、アルカリ性洗剤やシンナー等を使用せず、中性洗剤を使用してください。
・高温多湿の場所(炎天下の密閉された車内、電気ヒーターやオイルヒーター等の暖房器具の周辺他)では、長時間の使用、または保管をしないでください。
・製品サポートの対象は、株式会社グロータックもしくはGROWTAC正規取扱販売店ので購入された製品のみとなります。Amazonに出品されているMagene Fitness JP等、弊社取扱販売店以外から購入した場合、グロータックでの保証やサポートは対象外となります。また、弊社の取扱製品でないものに関しては、技術基準適合証明がない場合がございます。ご購入の際はご注意ください。
・取り付けにはボトムブラケット用工具(BB44-16)が必要です。
Magene(マージーン)とは
Qingdao Magene Intelligent Technology Co., Ltd. (マージーン) は2015年に設立されました。Mageneは、インテリジェンスなスポーツソリューションをユーザーに提供することを目的としたハイテク企業であり、スマートなサイクルスポーツ機器のソフトウェアおよびハードウェアの研究開発、製造、販売を行っています。
中国内のスマートスポーツ競技ソリューションプロバイダーのひとつです。また、サイクリングの分野でソフトウェアとハードウェアの製品を完璧に融合させている会社でもあります。同社のオンライン・バーチャル・サイクリング・プラットフォーム「Onelap」は、世界でも有数のインドア・サイクリング・ソフトウェアです。