fbpx

Workoutメニューの作り方

Workoutメニューの作り方

新規作成: 2019/05/09
最終更新: 2020/01/17


はじめに

2019/05/09(Thu)にリリースされた GT-eRemote 1.2.1版にてトレーニングメニュー(Workout)機能を追加しました。
ここではWorkoutの作り方や編集方法などを説明します。

トレーニングメニューの概要

トレーニングメニューの実施には GT-eSMART 用アプリ GT-eRemote が必要となります。
作成または取得したメニューを GT-eRemote で選択しライドすることで、メニューに沿って負荷などが自動で変化します。

トレーニングメニューの作成について

以下のプラットフォームで作成を行うことができます。

  • GT-eRemote での作成 : 今回リリースしました
  • ウェブサイトでの作成 : 将来的に計画あり

自分が作成したメニューだけでなく、別の人(トレーナーさんなど)や弊社が作成したメニューをウェブサイトに公開し、GT-eRemote にダウンロードして、実行することも可能となる予定です。

作成できるトレーニングメニュー内容

以下の内容を組み合わせてメニューを組みます。
各セクションには終了条件や負荷制御方法を選択する必要があります。
セクション,終了条件,負荷制御方法では選択できない組み合わせもあります。
メニューは20個まで作成することができます。

  • トレーニングセクションについて
    トレーニングメニューは以下のセクションを組み合わせて作成します。
    ・ドリル
    終了条件、負荷条件を指定し走行を行えます。
    ・インターバル
    インターバル全体の終了条件(リピート回数または時間)を指定し、その中にドリルセクションを複数組むことができます。
    指定されたリピート回数またはトータル時間が過ぎるまで繰り返されます。
    ・ウォーミングアップ
    ドリルと同等な条件以外にも、負荷を徐々に変更していく設定が行えます。
    ・クールダウン
    ドリルと同等な条件以外にも、負荷を徐々に変更していく設定が行えます。
  • 終了条件について
    各セクションに以下の終了条件を設定します。
    走行中に当該セクションをスキップしたい場合は”Jump”ボタンを押下することで次のセクションへ遷移します。
    ・時間(0秒~1時間59分59秒、1秒単位)
    ・指定距離(0.1km~100.0km、0.1km単位)
    ※この距離はホイール速度で計算された距離となります
    ・フリー(Jump ボタンが押下されるまで)
  • 負荷制御について
    各セクションに以下の負荷制御条件を設定します。
    走行中にも負荷を変更することが可能です。
    ※将来的な拡張を踏まえ、ワット固定、FTP%、ステップ変動では大きな出力値も設定可能ですが、実現可能な出力は、お使いの GT-ePower の負荷特性範囲内となります。
    ・マニュアル負荷(0%~100%、5%単位)
    ・勾配連動(-20.0%~20.0%、0.5%単位)
    ・ワット固定(50w~1000w、10w単位)
    ・FTP%固定(2%~1000%、2%単位)
    ・ステップ変動(50w~1000w、10w単位)
    開始出力値と終了出力値、およびステップ数を設定します。
    終了条件(たとえば時間)をステップ回数で分割し負荷が決定します。
  • ポジション制御について
    各セクションにおいてポジションを指定できるようになりました。
    GT-eSlopeをお使いいただくと、指定したポジション位置に合わせてGT-eSlopeが上昇しますので、よりヒルクライムに特化したトレーニングが可能となります。
    負荷制御が勾配連動の場合には、負荷制御で指定した勾配になり、それ以外の負荷制御方法では、指定したポジションとなります。

メニュー例

01_05_profile_rei 通常のメニューを組むだけではなく、距離,勾配の条件をいくつも並べると簡易的な地形プロフィールを作ることが可能となります。
マップモードと比べて簡易的になってしまいますが、GPS データに作用されずプロフィールを作成することが可能ですので、よりトレーニングに打ち込むことができます。

操作例

メニューの組み方

01_01_add_start 画面上部の”Add”ボタンをタップします
01_02_add_totyuu 画面下部にピッカーが表示されます。
まずはメニュー内容を選択します。
選んだメニュー内容により、終了条件、負荷条件が表示されますので、選択して下さい。
01_03_add_end メニューが追加されました。
今回追加したのは 10分間のマニュアル負荷10%のメニューとなります。

 

一度作成した後でも、下線が引いてある部分をタップすると、終了条件や負荷条件を変更することができます。

01_04_profile_rei 何度か繰り返すと、このようにメニューを組むことができます。

 

Intervalメニューでは、Intervalセクションに表示されている”+”ボタンをタップすることで、インターバル内にセクションを追加することができます。

ワークアウトメニューの実施

01_05_profile_rei メニューが組み終わったら、画面右上にある”Ride”ボタンをタップします。

 

今回、スクリーンショットはありませんが、画面下部にデータフィールドが表示されます。
左の再生ボタンをタップするとWorkoutを開始することができます。
(次の画像をご参照ください)

02_01_riding2 ワークアウト実行中の画面になります。

 

 

実施中のセクションは黒枠で囲まれ、進捗率に合わせて背景色が変わっていきます。
当該セクションの右にある”Jump”ボタンを押すと、そのセクションを抜けて次のセクションへと移行します。
Intervalメニュー内でJumpボタンを押した時には、Interval内での次セクションへ移行します。
終了条件が”Free”の場合は、”Jump”ボタンをタップするまで、ずっとそのセクションに留まりますので、ご自身のタイミングで”Jump”ボタンをタップしてください。

設定していた負荷を走行中に変更したい場合は、画面下部にある赤色の”+”,”ー”ボタンをタップすることで、負荷を重くしたり軽くしたりすることができます。

02_02_ride_end ワークアウトが完了するとサマリが表示されます。

 

 

ホイール速度から求められた距離だけではなく、ワット(GT-Power)から換算した、勾配0.0%での仮想走行距離も表示されます。
走行距離を管理されている方などは、この仮想距離を使用していただくと、実走時に近い値で管理できますのでご参照下さい。

Workoutメニューの並び替え方法

メニューセクションの並び替え

03_01_edit_start メニューセクションの並び替え方法です。
スクリーンショットでは分からないのですが(ごめんなさい)、画面上部の左から二番目の”Edit”ボタンをタップします。
(左のスクリーンショットでは”Done”と表示されています)

 

タップすると各セクションに”Reorder(並び替え)”というボタンが表示されます。

試しに今回は 2.番目にある 1m,Power300wのドリルを3番目の30s,FTP60%と入れ替えます。
入れ替えたいセクションの”Reorder”をタップします。

03_02_edit_reorder_before Reorderを選択した以外のセクションヘッダはグレーアウトされ、並び替えを行おうとするセクションのみ色が付きます。
当該セクションには”↑”と”↓”ボタンが表示されます。

 

今回は、2. と 3. を入れ替えたいので”↓”をタップします。

03_03_edit_reorder_after 並び替えが完了しました。

 

これで良ければ”Done”ボタンをタップします。
さらに並べ替えたい場合は引き続き同様の手順を繰り返してください。

03_04_edit_reorder_end 並び替えが完了しました。

 

Tips!
今回は 2. を起点に行いましたが、3. を選択し”↑”を押すことで同様な結果となります。

Interval内のセクション並び替え方法

04_01_edit_int_start メニューセクションの並び替え時と同様に”Edit”ボタンをタップします。

 

今回は、”4. Interval”内の1つ目と2つ目を入れ替えてみます。

04_02_edit_int_reorder インターバル内のセクションは右側に横線2本のマークが表示されます。

 

 

このマークをタップしながら、並べ替えをしたい位置まで移動させます。
2つ目のマークをタップしながら1つ目の上へ移動させます。
※1つ目をタップしながら2つ目の下に移動させても同様な結果となります。

Interval内のセクションは当該Inteval内でのみ並び替えができます。
別セクション(Drillなど)への移動や、別Intevalセクションへは移動できません。

04_03_edit_int_end 並び替えが完了しました。

特定セクションの削除方法

二つ方法がありますが、いずれもiOS標準の方法となります。

方法 1. Editからの削除
04_10_edit_del Editボタンをタップします。
04_11_edit_del 削除したいセクションの左に表示される赤い丸マークをタップします。
04_12_edit_del 当該セクションの右側に”Delete”ボタンが表示されますので、よろしければタップします。
04_13_edit_del 削除完了です。

 

 

 

 

Doneを押して編集モードを解除してください。

方法 2. スワイプで消す方法。
04_14_edit_del 削除したいセクションをタップしながら左へスワイプします。
04_15_edit_del 右側から”Delete”ボタンが出てきます。
このDeleteをタップしても削除できますが、表示されてもそのまま左へスワイプし続けてください。
04_16_edit_del 削除が完了しました。

 

Tips!
慣れてくれば、方法2.の方がサクサクと消せますのでオススメです。
ただし、方法に寄らず一回削除してしまうとUndoができませんのでご注意ください。

メニューの全削除、およびメニューセットの削除

05_05_delete_pre_09 メニュー内の全てのセクションを一括で削除します。

 

 

セクションを一つずつ削除していっても良いのですが、”Clear”ボタンを使用することで全てのセクションを一括で削除する事ができます。

05_06_delete_alert メニューをクリアして良いかの確認が出ます。

 

 

よろしければ”OK”を選択してください。

05_07_delete_del_pre_09 メニュー内の全てのセクションを消すことができます。

 

 

 

ひきつづきこのメニューセットを削除したい場合は、”Delete”をタップします。

05_08_delete_del_alert_09 削除して良いかの確認がでます。

 

 

 

よろしければ”OK”を選択してください。

05_09_delete_end “Menu number 09.” が削除され、その次にあった “Menu number 10.”が表示されます。

 

 

 

メニュータイトルの横にある”List”をタップすると、”Menu number 09.” が削除されていることがわかります。

メニュータイトルについて

06_01_namae_rei メニュータイトルは編集することもできます。
画面右上の”New”を押して新規追加した時には、初期値として “Menu number XX.”となっておりますが、その部分をタップするとキーボードが表示されて名前を変更する事ができます。

 

 

“List”ボタンを押すとメニュータイトルがソートされ並んでいます。
番号などを付けて、ご自身が管理しやすいように名前を付けていただけると良いと思います。

(ご参考)
左のスクリーンショットでは、パイオニアさんのトレーニングアシストメニューを組んで名前をつけたものとなります。

製品情報カテゴリの最新記事