前回、防振専門のメーカー様の協力で作った、サンプルの他に、独立セル構造のウレタンスポンジもテストしています。
ゴム系 vs スポンジ系 といったところでしょうか。
どちらも、防振材としては優越つけがたいのですが、ローラ台専用として評価した場合、スポンジ系の方が相性がいい結果が出てきました。
ゴム系で振動吸収性を上げようとした場合、どうしても「やわらかめ」(剛性がない)になりますが、独立セル構造のスポンジを使用した場合、ある程度の剛性を得られます。
剛性がない土台の上にローラーを設置しると、ローラー自体が揺れ放題になってしまい、その振動がフレームに伝わり、音が大きくなってしまう場合があります。
高い剛性と振動吸収性という反する性能の両立が必要です。
当然、スポンジの厚さや硬度で性能が違ってきます。
多くのテストを行い、最適なスポンジ厚と硬度を得ることが出来ました。
このまま販売してもいいかな。と思うのですが、いまいち性能に納得出来ません。
現在、新しいアプローチで性能を上げる試みを行っています。
うまく行けばいいのですが。