GT-ePower-Qをお使いのお客様から負荷が変化しないとのご連絡を数件いただいておりますので、症状および対処方法につきましてご案内させていただきます。
現在、本事象が発生していないお客さまにつきましても、本事象を未然に防ぐための対策を下部に記載しておりますのでご確認ください。
発生事象
ファンクションスイッチを押していないにも関わらず、GT-ePower の電源投入時にスピードセンサー校正モードになってしまい、負荷が変化しない。
スピードセンサー校正モードは、ファンクションスイッチを押したまま、電源を投入すると移行します。
スピードセンサー校正モードへの移行する際には、電源を投入した際にモーター動作音がせず、両ステータスLED(ブルー+オレンジ)が同時に2回点滅します。
スピードセンサー校正モードで立ち上がると、スピード校正が完了するまでGT-ePowerは速度検出および負荷変更ができないため、バーチャルライドソフトなどと接続しても負荷が変化しません。
また、スピードセンサー校正モードの場合、弊社アプリGT-eRemoteで接続した際にはGT-ePowerが認識されないため、本事象が発生しているかどうかGT-eRemoteからも確認することができます。
正常時 |
GT-ePowerを認識できていない |
原因について
本事象が発生した製品の確認を行いましたが、弊社では再現出来ていない状況です。
しかし、本事象が発生した製品の特徴として、汗要因と思われる腐食が特にネジ近辺に発生しておりました。
また、製品を分解してみたところ、基板上のファンクションスイッチ周辺に錆が見受けられ、ファンクションスイッチが押されたと認識してしまうことがあったのではないかと考えられます。
対処方法について
本事象が発生した場合には以下の方法をお試しください。
- ファンクションスイッチ周りの異物を確認する
ファンクションスイッチ周りに異物が挟まっておりスイッチが常に押された状態となっている事がございます。異物がある場合には取り除いてください - スピード校正モードを完遂する
スピード校正モードで立ち上がった場合にはスピード校正を行なってください。
正しく完了できた場合にはそのままご使用いただくことが可能です。
失敗する場合(スイッチを押しても青色LEDが点灯しない)は、何度か繰り返していただくと成功する可能性がございます。
何度も失敗する場合は弊社までお問い合わせください。
対策について
下記写真のように、ケーブル,トリマーポッド,ファンクションスイッチ周辺にビニールテープ等を貼っていただくことにより、汗や水などの侵入を抑えることができます。
また、製品に汗や水が掛かった際には、ご使用後に速やかをお拭きください。
汗、水の侵入による錆対策につきましては、恒久的な対処を検討しております。情報が整い次第順次公開させていただきます。
その他
今回の問い合わせは、GT-ePower-Qでのみ発生しております。
汗水による侵入はGT-ePower-F,GT-ePower-Mで発生することは構造上少ないかと思いますが念の為実施していただくとより永くお使い頂けると思います。
この度はご不便をおかけしてしまいますが、よろしくお願いいたします。