OneLapFit PMC機能でパワートレーニングを無料で管理する方法【Magene】

Magene OnelapFit

PMC 機能でパワートレーニング
無料で管理する方法

Magene の OnelapFit なら、TSS®・CTL®・ATL®・TSB® による長期管理から、NP®・IF®・VI まで、本格的なパワー分析が完全無料で始められます。

OnelapFit とは

OnelapFit は Magene が提供する公式サイクリングアプリです。iOS・Android に対応しており、完全無料で利用できます。Magene のサイクルコンピューターと連携することで、ライドデータが自動同期され、トレーニングの記録・分析をアプリ上でまとめて管理できます。Strava や TrainingPeaks などの外部サービスとの連携にも対応しています。

本記事で紹介するパワートレーニング機能を活用するには、事前に FTP(Functional Threshold Power) の設定が必要です。FTP とは1時間全力で維持できるパワーの値で、20分走テストなどで計測できます。計測したFTP値はアプリの設定画面から簡単に入力できます。

「調子を数字で管理したい」という壁

ホーム画面でライドごとの TSS を確認

パワーメーターを使ったトレーニングを始めると、自然と湧いてくる疑問があります。「今、自分はどのくらい疲れているのか?」「レース前に調子を合わせるにはいつ休めばいい?」

これを解決してくれるのが PMC(パフォーマンス・マネジメント・チャート) という考え方です。トレーニングの積み重ねを「フィットネス」「疲労」「調子」の3つの指標で可視化します。

かつて PMC を使うには有料のトレーニング管理ツールが必要でした。月額数千円のコストがパワートレーニングへのハードルを高くしていたのも事実です。

Magene の OnelapFit は、ホーム画面からすでに各ライドの TSS が表示され、PMC 機能を含む本格的なパワートレーニング管理を完全無料で提供しています。

OnelapFit の2つのパワー分析レイヤー

OnelapFit のパワー分析機能は、大きく2つのレイヤーに分かれています。カレンダー画面の「PMC」タブで長期的なトレーニング状態を管理し、各ライドをタップするとアクティビティの詳細データを確認できます。それぞれ見ている「時間軸」が違い、使い方も異なります。

カレンダー画面。
①PMCタブで長期管理。
②日付→③ライドのタップでアクティビティ詳細へ。

レイヤー 1:PMC(長期管理)

① 上部の「PMC」タブをタップ

カレンダー画面の上部には「カレンダー/統計/PMC」の3タブがあります。右端の「PMC」をタップすると、長期的なトレーニング状態を管理する画面が開きます。見られる指標は:

  • TSS:各ライドの負荷スコア
  • CTL:フィットネスの積み上がり
  • ATL:直近の疲労
  • TSB:体力と疲労のバランス(調子の目安)

詳しくは後ほど解説します。

レイヤー 2:アクティビティ詳細(1回の質)

② カレンダーの日付をタップ

ライドがある日付の下には緑の点が表示されています。その日付をタップするとその日のライドが画面下部に一覧表示されます。

③ 表示されたライドをタップ → 詳細へ

一覧に表示されたライド(距離・時間・TSS が並んだ行)をさらにタップすると、アクティビティの詳細画面が開きます。NP・IF・VI など、ライドの「質」を読む指標がここで確認できます。

詳しくは後ほど解説します。

レイヤー1:PMC で「積み上げ」を管理する

PMC 画面では、過去90日と次の21日を見渡せるグラフと、本日時点での4指標の数値が表示されます。このスクショでは TSB が +21.41 で、レースや高強度トレーニングに向いた調子の良い状態を示しています。

TSS
Training Stress Score
1回のライドの負荷量。FTP で1時間走ると 100。強度×時間で決まる。グラフ上はオレンジの点で表示。
CTL
フィットネス(42日平均)
過去42日間のTSSの指数加重平均。じわじわ上げていくものがフィットネス。グラフ上は青い線で表示。
ATL
疲労(7日平均)
過去7日間のTSSの平均。直近練習が多いほど高くなる。グラフ上は赤い線で表示。
TSB
調子(CTL − ATL)
プラスなら疲労が抜けた好調状態。レース前日は +5〜+20 が理想。グラフ上はグレーエリアで表示。
TSB の読み方:レース当日は +5〜+20 の範囲が理想。マイナスが深すぎると疲労が残っている状態。プラスが大きすぎると練習不足のサイン。自分の「調子の良いゾーン」を記録から見つけていくのが PMC 活用の醍醐味です。

PMC 画面。TSB=21.41・ATL=30.95・CTL=56.15

レイヤー2:アクティビティ詳細で「1回の質」を読む

アクティビティ概要。
NP・IF・VIなどを表示

ライドをタップして開く概要画面には、そのライドの「質」を読む指標が並びます。

146W
平均パワー
62.8
TSS
0.83
IF
インテンシティファクター
174W
NP
正規化パワー
1.19
VI
バラビリティインデックス
2.1
パワーウェイト比
W/kg

NP(正規化パワー)は、パワーの変動を考慮した「実質的な強度」です。 信号や坂でパワーが乱れても、体への負担をより正確に表します。このライドでは平均 146W に対して NP は 174W でした。

IF(インテンシティファクター)は NP を FTP で割った値です。 0.83 は FTP の 83% 相当の強度で走ったことを意味し、テンポ〜閾値付近のライドといえます。

VI(バラビリティインデックス)は NP ÷ 平均パワーで求められ、パワーの「波の大きさ」を示します。1.00 に近いほど均一なペーシング。1.19 はロードでの起伏や信号がある市街地走行として標準的な値です。

VI の目安: 1.00〜1.05 = TTやローラー台のような安定走行 / 1.05〜1.15 = アップダウンのある実走 / 1.15〜1.25 = 信号・交通のある市街地やレース / 1.25〜 = クリテリウム・MTBなど激しいパワー変動

ゾーン分析・時系列グラフ・パワーカーブも確認できる
アクティビティには「グラフ」と「ゾーン」の2つのタブがあり、さらに詳しくライドを分析できます。

グラフタブ:パワー・左右バランス・ケイデンスの時系列

ゾーンタブ:HRZ とパワーゾーン

ゾーンタブ:最大平均パワー(パワーカーブ)

グラフタブではパワー・左右のペダリングバランス・ケイデンスなどの時系列グラフが確認できます。 走行中にどのタイミングでパワーが上がったか、左右バランスが乱れた区間はどこかなど、 ライドの流れを距離ベースで振り返ることができます。

ゾーンタブでは心拍数(HRZ)とパワーの両方でゾーン分析が確認できます。 パワーゾーンは「神経筋の限界」「無酸素能力」「最大酸素摂取量」「スレッショルド」「テンポ」「持久力」「アクティブリカバリー」の7段階、 心拍ゾーン(HRZ)は6段階で表示され、それぞれどのゾーンで何分走ったかが一目でわかります。

さらに最大平均心拍数と最大平均パワー(パワーカーブ)も確認できます。 パワーカーブは各時間帯(5秒〜60分)の最大出力を可視化したもので、 自分の強みが短時間高出力型か長時間持久型かが視覚的にわかります。 心拍カーブと合わせて見ることで、パワーと心拍の関係からトレーニングの効率も読み取ることができます。

わからない指標は「用語集」で確認できる

アクティビティ画面の右上にある「…」ボタンをタップするとメニューが開きます。 その中の「用語集」を選ぶと、各指標の定義をアプリ内で確認できます。

パワートレーニングを始めたばかりのライダーにとって、わざわざ外部サイトを調べなくていい便利な機能です。

1
アクティビティを開く
ホームまたはカレンダーからライドをタップ
2
右上の「…」をタップ
編集・グラフ表示・用語集・ルート保存などのメニューが表示される
3
「用語集」を選ぶ
各指標の定義をアプリ内でいつでも確認できる

アクティビティの「…」→「用語集」から開ける

OnelapFit が使える Magene サイクルコンピューター

OnelapFit は Magene の GPS スマートバイクコンピューターと組み合わせることで真価を発揮します。ライド中に記録したパワーデータが OnelapFit に自動同期され、TSS の計算・PMC の更新までシームレスにつながります。

すべてのモデルが OnelapFit に対応。 ライド後にデバイスをスマートフォンに近づけるだけでデータが自動同期されます。 パワーメーターを接続すれば、実走でも正確な TSS・NP・IF の記録・管理が可能です。

PMC 管理ツールのコスト比較

PMC 機能を持つツールの多くは、月額課金のプレミアムプランでしか利用できません。年間でまとまったコストが発生することもあります。

一般的な有料ツール
¥2,000〜
/ 月(目安)

PMC 機能はプレミアムプランのみ。年間 2〜3 万円以上になるケースも。

OnelapFit
¥0
完全無料

PMC・アクティビティ詳細・パワーゾーン分析、すべて無料で使えます。

まとめ

OnelapFit は「PMC による長期管理」と「アクティビティ詳細による1回の質の分析」という2つのレイヤーで、パワートレーニングを本格的に管理できるアプリです。Magene のサイクルコンピューターと組み合わせることで、データ収集からフォーム管理までをすべて無料で完結させることができます。

  • PMC(TSS / CTL / ATL / TSB)で長期的なフィットネスと調子を管理
  • アクティビティ詳細で NP / IF / VI を確認
  • パワーゾーン・パワーカーブで1回のライドの質を深掘り
  • 「用語集」機能でアプリ内からいつでも指標の意味を確認できる
  • Magene C606 / C506 / C506SE すべてが OnelapFit に対応
  • すべての機能が完全無料で利用可能

OnelapFit を無料でダウンロード

iOS・Android 両対応。無料でダウンロードできます。

🍎 App Store からダウンロード ▶ Google Play からダウンロード

※ 本記事で使用する TSS®(Training Stress Score®)、NP®(Normalized Power®)、IF®(Intensity Factor®)、CTL®(Chronic Training Load®)、ATL®(Acute Training Load®)、TSB®(Training Stress Balance®)は、いずれも Peaksware, LLC(TrainingPeaks)の登録商標です。

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