EQUALとは、株式会社グロータックのサイクルパーツブランドの1つです。
2022年12月現在では「機械式ディスクブレーキキャリパーセット」のみの販売となっておりますが、2023年は様々な製品が登場予定です。
今回は、改めてEQUALのコンセプトと2023年に登場予定の製品についてご紹介します。
EQUALのコンセプト
「Build your own bicycle.」
「自分らしい自転車を作ろう」
これが、EQUALのキャッチコピーです。
スポーツバイクは近年、著しく発展しています。
軽量化、エアロ化、多段化、電動変速化、油圧ブレーキ化、等々。
「効率的で速い」ことを突き詰めたバイクやパーツにどんどん進化しています。
しかし、効率的になるが故にパーツの選択肢が少なくなり、自転車の自由度が減ってきていると感じます。
スポーツバイクの楽しみ方は「効率的で速い」ことだけではありません。
ロングライドで疲れにくくしたい。
機械式変速・ブレーキによる操作感が好き。
シングルスピードで走りたい。
理想とする見た目の自転車を作りたい。
そんな「効率的で速い」だけじゃない、“自分らしい楽しみ方”がきっとあるはずです。
そして、それぞれに”自分らしい自転車”の姿があると思います。
“自分らしい”とは何か、今一度向き合ってみましょう。
おのずと作りたい自転車が見えてくるのではないでしょうか。
「自分らしい自転車を作りたい」
そんな気持ちに応える一つの選択肢が、EQUALです。
あなたらしさを、EQUALのサイクルパーツで表現しましょう。
2023年のロードマップ
グロータックは、2023年に下記の通りEQUAL製品のラインナップを展開予定です。
今後販売予定の各製品とコンセプトをご覧ください。
手組用ホイールパーツについて
ホイールはスポーツバイクにとってフレームと同じくらい重要なパーツの1つです。
性能はもちろん、見た目にも大きく影響します。
現在は完組ホイールが主流です。
完組ホイールとは、リム、スポーク、ハブ等の部品を全て組んだ状態で販売されるものです。
一方手組ホイールとは、リム、スポーク、ハブ等の部品を選べ、自分やショップに頼んでオリジナルで組み上げることが特徴です。
ホイールメーカーが提供するフラグシップ・ハイエンドホイールは、走りに関しての性能が良い可能性が高いです。リム、ハブ、スポーク等のパーツは専用設計なことも多く、汎用品で組まれる手組と比べれば、メーカーの狙いに沿ったホイールが作れることは間違いありません。
では手組の利点はなんでしょうか。
メーカーの狙いに縛られず自分の用途に合った性能のホイールを作ることが可能です。また、部品の選定や組む技術によって、価格も抑えめで走りの良いコストパフォーマンスに優れるホイールが出来上がる可能性もあります。
また、手組の魅力は性能だけではありません。
手組ホイールを組む際は、リム・ハブ・スポーク等の各部品の組み合わせてを考えてオリジナルのホイールを想像します。それが楽しみの一つです。
ショップに組むことを頼む場合は、メカニックの方とコミュニケーションを取りながら「ああでもない、こうでもない」と相談することも一つの楽しみですし、自分にはない新たな発見があるかもしれません。
こうした過程を得て出来たホイールは、ただのパーツではない、自分にとって特別なものになります。
出来る限り軽くしたホイールも、ハブとニップルの色を統一したホイールも、どれもが自分にとって素敵なものになります。
自分らしいオリジナルのホイールを作る。
それが手組の魅力の一つです。
しかし、完組ホイールが全盛の今、手組用パーツの選択肢が少なくなっているのが現状です。
そこで、EQUALは手組用ホイールパーツを展開します。
自分らしい自転車を作るために、オリジナルのホイールを組んでみませんか?
手組用ディスクブレーキカーボンリム
スポーツバイクの走りには、リムの性能によって大きく変わります。
走行感の好みも人それぞれです。
漕ぎ出しの軽さには30mmのリムハイト、慣性の効いた走行感には50mmのリムハイトを選んでみるのもいいでしょう。
また、リムハイトが高ければ高いほど、存在感のある見た目になります。
性能重視でも見た目重視でも、あなたの自由です。
EQUALのリムは東レカーボンT700とT800を組み合わせた、軽量で剛性の高いバランスの取れた質の良いリムです。
リムハイトの高さ、TU、TLR、650B等、様々なバリエーションを取り揃えました。
また、無地でマット仕上げ。
6色のシンプルなEQUALリムステッカーが付属しますので、好きな色を選びましょう。
もちろん、オリジナルのステッカーを貼るのも良いですね。
※その他、リムの種類も今後追加ラインナップ予定
発売時期:2023年1~2月予定
想定価格:35,000~40,000円(税込)/本
手組用ディスクブレーキハブ
コンセプトは「使いやすいハブ」
どんなハブでも、定期的にメンテナンスが必要です。
メンテナンスが出来ていないボロボロの高級なハブよりも、メンテナンスの行き渡ったハブの方が断然転がりも良いはずです。
しかし、メンテナンスは面倒で、ついつい放置しがちな人も多いでしょう。
メンテナンス頻度はなるべく少ない方がいい。それでいてメンテナンスがしやすい方がいい。
そんなわがままに答えるのが、EQUALのハブです。
メンテナンス性と耐久性に優れた設計。
キャップレスによるシンプルで高剛性な軸構造。
転がりも優れ、”そこそこ”軽量です。
カラーも複数ラインナップしていますので、自分の自転車にあった色を選択できます。
※その他ホール数も今後ラインナップ予定
カラー:レッド、ブルー、ゴールド、シルバー、グレー、ブラック
フリーボディ:SHIMANO HG11速、SRAM XD、SRAM XDR、CAMPAGNOLO
発売時期:2023年4~5月予定
想定価格:フロント 15,000~18,000円(税込) リア 23,000~26,000円(税込)
多調整ロード用ペダル(仮称)
スポーツバイクは、様々なパーツを選び、調整することで自分に合った1台を作り上げます。
フレームサイズは勿論、サドルの高さ、ハンドル幅、ステム長、クランクの長さ等々、様々な調整が出来ます。
しかし、なぜかペダルだけは調整が難しいパーツです。
ペダリングのしやすさ、痛み等、真面目に乗れば乗るほど、脚に関するいろいろな悩みが発生するのがスポーツバイクです。
人それぞれに脚の個性があるため、原因も人それぞれ違います。
そのため、正解にたどり着くには様々な試行錯誤をすることが必要です。
その試行錯誤の中で、シューズとクリートでの調整では限界があるものも多くあります。
そこでEQUALでは、様々な調整が出来るペダルを開発しています。
EQUALの多調整ロード用ペダルを使って、脚にあった自転車を組み上げましょう。
重量は約300g程度を予定しています。
発売時期:2023年6~7月予定
想定価格:26,000~29,000円(税込)
コントロールレバー(仮称)
EQUALでは「自由」なコントロールレバー(シフト/ブレーキレバー)を開発しています。
従来のシフト/ブレーキレバーとは一線を画す、自由で楽しいレバーです。
メーカーやグループセット、変速段数、ドロッパーシートポストの操作等、今までの制限を取り払ったパーツの組み合わせを可能にします。
EQUALのコントロールレバーは電動ではなく機械式ながら、自由な組み合わせが可能です。
最大3つのシフトレバーと2本のシフトケーブルにより、様々なことを実現します。
出来ることの例は下記の通り
- 無段階のシフト操作により2~13速の変速が可能
- 変速を容易にするオリジナルのインデックスプレート作成
- ディレイラーはロードでもMTBでも、あらゆる変速パーツが使用可能。内装変速ハブの操作も可能
- 各ディレイラーの操作は両手どちらでもOK。右手でFD、左手でRD操作もできます
- 右手でシフトアップ、左手でシフトダウンといった、両手を使ったRD操作も可能
- ドロッパーシートポストの操作や、MTBフォークのサスペンションモード切り替え等も
- シフトレバーは自由に組み合わせができ、必要のないレバーは取り外し可能
- 内部の変速機構も取り外し可能なため、軽量なブレーキレバーとしても使用できます
等、使い方は色々!
手持ちの変速パーツを流用したり、使いやすい変速操作にしたり、ミックスコンポーネントを実現したり、自由で楽しい自転車を作ることができます。
重量は、左右ペアで420g程度。
また、コンパクトで握りやすい形状となっています。
発売時期:2023年11~12月予定
想定価格:標準キット 50,000~60,000円(税込)+オプションパーツ
※開発中のため、仕様が変更される場合があります
2023年はEQUALの様々なパーツが販売開始予定です。
「自分らしい自転車」のパーツに、EQUALを検討してみてください。
今よりも、もっと楽しいサイクリングが出来ると思います。