PES-P515 スパイダー型パワーメーターセット

ご好評をいただいた「Magene PES-P505」をベースに、
改良を加えた新モデル「Magene PES-P515」が登場しました。

スパイダー形状の見直しにより、T47 や BB386 をはじめとする幅広いボトムブラケット規格に対応。
また、新しい回路設計によってバッテリーの持続時間は従来比で約120%に向上しました。
パワー測定精度も±1.5%から±1.0%へと高まり、より正確なデータ取得が可能に。
設計の刷新により、使い勝手と性能の両面で大きく進化しています。

プロレベルの性能を実現するよう設計された PES-P515 Base は、
すべての革新に応え、日々のライドやトレーニングであなたの可能性を解き放ちます。

限界を打ち破り、その先へ走り出しましょう。


Magene(マージーン)とは?


機能紹介

±1%の高精度なパワー測定

PES P515パワーメーターは、高精度のひずみゲージと加速度センサーを採用しています。
これに加えて内蔵された高度な温度補償アルゴリズムにより、環境が常に変化しても、いつでもどこでも正確で信頼できるパワーデータを提供します。

過酷な環境下での厳しい基準に基づく徹底的なテストを行い、各ひずみゲージには応力除去処理が施されています。
そのため、1%のパワー精度を保証し、あなたの努力を決して無駄にしません。

軽量化と剛性を両立したクランク構造

PESクランクは、トリプルホロー構造を採用しています。広く設けられた中空構造により、大幅な軽量化を実現しました。クランク本体は、精密なCNC加工と深穴加工技術によって一体成形されており、シーリング技術の最適化に加え、左右対称の設計により力の伝達構造も大きく強化されています。重量を抑えながらも性能を損なうことはなく、10万回におよぶ厳しいペダリング試験を経ても、優れた性能を維持しています。

剛性と軽さを兼ね備えたスパイダー

P515のスパイダーパワーメーターは、航空機用にも使われる7075アルミニウムを使用しています。高品質な素材を選定することで、優れた剛性を確保しつつ重量とのバランスを最適化しており、本体重量はわずか99gです。

240時間の長時間バッテリー駆動

新しい回路設計を採用することで、電力消費効率を高め、走行中の電力ロスを低減しています。フル充電後は、最大240時間のロングライドやトレーニングをサポートします。
※バッテリー駆動時間はMagene社内のラボでの測定によるもので、使用環境や気温により変動する場合があります。

4つの基本データで多角的に分析

4つの基本サイクリングデータで、自身の総力を多角的に分析できます。

パワー:高感度かつ信頼性の高いパワー測定。±1%の高精度を実現。
ケイデンス:常に安定したケイデンスデータで、リズムを的確に把握。
左右バランス:左右の脚の出力差を把握し、弱い側を重点的にトレーニング可能。
ペダリングスムーズネス:ペダリングの各回転におけるパワーのバランスを分析。

マルチデバイス対応

BluetoothおよびANT+規格に対応しており、Magene・Garmin・Brytonなどの主要ブランドのサイクルコンピューターや、STRAVA・Onelap・OnelapFit・Zwift・TrainingPeaks・TrainerRoadなどのトレーニングアプリと接続可能。1回のトレーニングでも、複数の端末で同時にデータを記録できます。

互換性と性能を両立したパワーメーターセット

PES-P515 パワーメーターセットには、スパイダー型の P515 パワーメーターとクランクが含まれています。互換性の確認に迷うことなく、すぐに使える親切なセット構成で、信頼性の高い安定したパフォーマンスを発揮します。サードパーティ製パーツによる干渉の心配もありません。

P515 スパイダー型パワーメーターは、幅広い互換性を持つ 110BCD の4アーム規格を採用。さらに、専用のチェーンリングもご用意しています。QED セパレートチェーンリングを使えば、用途や好みに応じてクランクセットを構成可能です。Magene 純正チェーンリングとの組み合わせでは、変速効率が高まり、よりスムーズなペダリングを体感いただけます。

24mm スチールスピンドルで幅広い互換性

PES クランクは、一般的に広く使われている 24mm スチールスピンドルを採用しており、標準的なロードバイク用ボトムブラケットに対応しています。

SHIMANO をご使用の場合は、ボトムブラケットを交換することなくそのまま取り付けが可能です。

※対応ボトムブラケット幅:68mm〜86.5mm(ロードバイク用標準規格)


Magene PES-P515 FAQ

M20キャップは2つのネジが組み合わさっており、M20キャップの内側からM14ボルトを左ネジ(時計方向)で締めていただくことにより固定されるようになっております。

M20キャップが2つのネジが組み合わさっているものかご確認ください。
2つのネジが組み合わさっていないM20ボルトをお使いの場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

M20キャップが2つのネジが組み合わさっているものをお使いでも、緩みが出てしまう場合は取付け手順をご確認ください。

【事前準備】
・M14ボルトに6mmアーレンキーを挿し時計方向に回し(左ネジ)、M20キャップとOリングの隙間が1㎜ 程度空くように緩めます。
・ M14ボルトのネジ部とOリング部にグリスを塗布します。

【取付手順】
・新M20キャップをクランクにガタが出ない程度(1.5Nm以下)で取り付けます。
・クランク固定用M7ボルトを12-14Nmで取り付けます。
・新M20キャップを13-15Nmで増し締めします。
・M14ボルトを6mmアーレンキーで時計方向に10-12Nmで締めてください。

【注意事項】
本対応品でも、ネジという仕様上完全に緩まなくなるものではありません。
乗車前に緩みがないか確認し、定期的に増し締めを行ってください。
ご不明点等ございましたら、弊社お問い合わせフォームよりご連絡ください。
新M20キャップに付属しているOリングに傷や変形が生じた場合は、予備のOリングに交換してください。

Magene PES-P505 Base の使用を開始するには、スマートフォンアプリ Magene Utility によるアクティベーションが必要です。

Magene Utilityとアクティベーションをしていない場合、サイクルコンピュータに値が表示されない場合がございます。
ご使用前に Magene Utility によるアクティベーションを行ってからご使用ください。

アクティベーション方法はこちら

①アクティベーションを行っているがご確認ください。
Magene Utilityとアクティベーションをしていない場合、サイクルコンピュータに値が表示されない場合がございます。
ご使用前に Magene Utility によるアクティベーションを行ってからご使用ください。

アクティベーション方法はこちら

②P505の場合はリセット操作を行なっていただくと症状が改善される可能性がございます。
その際、磁力の弱いものだとリセットがかからないことがありますので、必ずリセットがかかったこと(LEDが点滅したこと)を確認したのち、症状が改善されたかどうかご確認ください。
*リセット機能はP505にのみ搭載されております。

リセット方法はこちら

Magene PES-P505/P515 Base には3種類のキャリブレーションがありますが、組み付け時にスマートフォンアプリ(Magene Utility)やサイクルコンピューターから「手動キャリブレーション(Zero calibration)」を実施していただければ、通常の使用では再度実施していただく必要はございません。

なお、定期的に「手動キャリブレーション(Zero Calibration)」を実施されても問題ございません。

以下、3種類あるキャリブレーションにつきまして説明いたします。

手動キャリブレーション

Magene Utilityやサイクルコンピューターから実施する、校正になります。

以下の作業を行った際には、必ず手動キャリブレーションを実施してください。

  • 初回インストール時
  • 再インストール時

基本的には定期的に実施する必要はありませんが、気になる場合は実施してください。
スマートフォンアプリ(Magene Utility)で実施した場合、校正結果として-200から200の値が表示されれば問題ありません。それ以外の数値が表示された場合、異常の可能性があります。

また、クランクの位置はキャリブレーションの結果に影響はありません。

バックペダルキャリブレーション

Magene Utilityで「Rewind Zero-Offset」をオンにし、ペダルを後ろに5回回すことでキャリブレーションが動作します。
キャリブレーションの動作状況や結果については、本体やアプリからは判断できません。

この方法のメリットは、走行中にもキャリブレーションを実行できる点です。

なお、逆回転を始める時のクランク(ペダル)の位置は関係ありません。

オートキャリブレーション

オートキャリブレーションは自動的に実施されます。

校正内容は手動キャリブレーションに比べてわずかな範囲での調整となりますので、あまり気にする必要はございません。

気になる場合は「手動キャリブレーション」を実施していただくようお願いいたします。

Magene PES-P505/P515 Baseのスパイダーとクランクの接合部は専用設計のため、他社製のスパイダーやクランクとの組み合わせはご使用いただけません。

PES-P505/P515 が11Sに基づいた設計である事が一因として挙げられます。
また、SHIMANOの11sと12sのチェーンリングを比較した際に、
チェーンラインに2mm程の差が生じており、これらの要因から、
変速機を限界まで調整してもチェーンがアウターに掛からず、変速できない場合があります。
(フレーム形状によるため、問題なく変速する場合もあります。)

12sをお使いで上記の事象となった場合は、販売店様へお問い合わせいただくか、
純正品であるQED スプリットチェーンリングセットをお買い求めの上、ご使用ください。

表題の報告を受けております。
この場合は恐れ入りますが、純正品のQED スプリットチェーンリングセットをお買い求めの上、ご使用ください。

スパイダーをクランクに取付する際に製品に付属している治具とBB取付工具(BB44-16)が必要になります。
クランクを自転車に固定する際には六角アーレンキーが必要となります。

それ以外に専用工具等は必要ございません。

製品付属治具と取扱説明書抜粋

基本的にPCD(BCD)110で4穴のものであれば取り付けが可能です。

例外としてシマノ社のFC-9200などはチェーンリング取り付け位置の形状が一部変更になっており取付ができません。

QEDチェーンリングは11速,12速用に設計されていますので、それ以外たとえばクラリス8速などで使用した場合はフロントのギア変速がスムーズに動かないなどの問題が生じる可能性があります。
※仕様(11速,12速)以外の組み合わせとなるため弊社では動作確認をしておりません。

クランクのみの販売はしておりません。

Magene PES P-505/P515の校正結果値については、正常範囲として±200までが認められています。マイナスの値であっても問題ありません。

校正値は、使用環境に合わせて正しく測定するために補正をかけた結果の数値であり、メーカーが指定する範囲内であればどんな数値であっても正常です。

校正(キャリブレーション)を行うサイクルコンピューターの仕様によっては、異なる値が表示される場合があります。その際は、サイクルコンピューターの取扱説明書をご確認ください。

Power Slope パワー値を±10%の範囲で調整できる機能になります。これにより、別のパワーメーターとのパワー値が異なる場合に、その数値を調整して合わせることが可能です。1パーセントずつの微調整が行えます。

具体的な例として、以前使っていた他のパワーメーターよりもパワー値が約-5%低い場合に、Power Slopeを+5%に調整することで以前のパワー値とほぼ同じ値に調整することができます。

Magene PES-P505/P515に取り付け可能なチェーンリングは、PCD(BCD) 110の4穴仕様となります。

シマノ製のチェーンリングについては、以下のようになります。

  • 11速チェーンリング:取り付け可能
  • 12速チェーンリング:取り付け可能ですが、チェーンラインが外にずれるためディレイラー調整が必要になり、場合により変速性能に影響が出ます。12速で使用する場合はMagene社QEDチェーンリングの使用を推奨いたします。
  • GRX :取り付け不可(PCDが異なるため)

他のメーカーのチェーンリングについては、上記の内容と照らし合わせて確認してからご使用ください。

他のデバイス(たとえばZwiftなどのトレーニングアプリ)とペアリング済みであれば、ペアリングの解除を行ってから再度試してください。

Bluetoothのプロトコル上、センサー(パワーメーターなど)は同時に1つのデバイスまたはアプリとしか接続できません。

それでも解消されない場合は「リセット」を実施ていただくと解消される場合もございます。リセット方法につきましては同ページ内の「リセット方法」をご確認ください。
*リセット機能はP505にのみ搭載されております。


(2024年3月7日追記)

Magene Utilityアプリのバージョンアップに伴い、ご利用開始に関する手順に「使用開始について」のアクティベーション方法と手順が変更になっております。

記載の手順に加えて、アプリのSign up(アカウント作成)が必要になりました。
具体的には、アクティベーションの手順の③に進む前に、まずはSign Upを行っていただく必要があります。

Magene UtilityのSign up(アカウント作成)手順は以下の通りとなります。なお、Onelap Fitのアカウントをお持ちの場合は同じアカウントで使用していただけます。

【Sign up手順】

  1. アプリMagene Utilityを開きます
  2. 「Sign Up」を選択します。
  3. First Name、Last Name、Emailを入力します。
  4. Send Codeをタップします。
  5. 入力したEmail宛に6桁のコードが送信されるので、それをVerification Code欄に入力します。
  6. パスワードを設定し、Please enter password欄に入力します(パスワードは6文字以上で設定してください)。
  7. 確認事項を確認し、OKならチェックを入れます。
  8. 全てにチェックを入れると、「Sign Up」がオレンジ色になるので、それをタップします。
  9. Sign Upが成功すると、「Sign Up success」と表示され、ログインされたページに移動します。

【注意事項】

Send Codeをタップしてから60秒以内にSign Upを完了する必要があります(秒数がカウントされます)。60秒を過ぎた場合は、再度Send Codeをタップして新しい6桁コード番号を入力してください。


製品仕様

PES-P515 Base スパイダー型パワーメーター

計測方法
スパイダー型
重量
625g±5g(170mm・チェーンリングなし)
パワー計測精度
±1%
稼働時間
240時間(満充電時)
通信規格
ANT+, Bluetooth
保護等級
IPX7
計測データ
パワー、ケイデンス、左右バランス、ペダルスムーズネス
パワーレンジ
0 ~ 2500W
ケイデンスレンジ
20 ~ 240rpm
クランクサイズ
165 / 167.5 / 170 / 172.5 / 175
対応BB
BB86,SHIMANO HOLLOWTECH II BSA/ITA(アクスル径:24mmスピンドル)
Qファクター
147mm
対応チェーンリング
110BCD SHIMANO 4アーム ロード用 ※SHIMANO GRX用チェーンリングは使用不可
希望小売価格
¥39,600(税別)
保証期間
24か月

QED スプリットチェーンリングセット(純正チェーンリング)

サイズ
50-34 / 52-36 / 53-39
重量
138g(50-34)
対応変速
11S , 12S
チェーンライン
45mm
規格
110BCD SHIMANO 4アーム
(シマノ製11s/12sクランクには装着出来ません)
希望小売価格
¥10,200(税別)

注意事項

・本製品の使用を開始するには、スマートフォンアプリ「Magene Utility」によるアクティベーションが必要です。その際、メールアドレスが必要になります。
・既存のクランクと交換した場合、同じチェーンリングを使用してもフロントディレイラーの調整を行わないと、最適な変速ができない場合がございます。交換後は必ずフロントディレイラーの調整を行ってください。
・自転車を洗う際は、本機器に高圧洗浄機等の高圧な噴流水を使用しないでください。また、アルカリ性洗剤やシンナー等を使用せず、中性洗剤を使用してください。
・高温多湿の場所(炎天下の密閉された車内、電気ヒーターやオイルヒーター等の暖房器具の周辺他)では、長時間の使用、または保管をしないでください。
・製品サポートの対象は、株式会社グロータックもしくはGROWTAC正規取扱販売店ので購入された製品のみとなります。Amazonに出品されているMagene Fitness JP等、弊社取扱販売店以外から購入した場合、グロータックでの保証やサポートは対象外となります。また、弊社の取扱製品でないものに関しては、技術基準適合証明がない場合がございます。ご購入の際はご注意ください。
・取り付けにはボトムブラケット用工具(BB44-16)が必要です。


Magene(マージーン)とは

Qingdao Magene Intelligent Technology Co., Ltd. (マージーン) は2015年に設立されました。Mageneは、インテリジェンスなスポーツソリューションをユーザーに提供することを目的としたハイテク企業であり、スマートなサイクルスポーツ機器のソフトウェアおよびハードウェアの研究開発、製造、販売を行っています。
中国内のスマートスポーツ競技ソリューションプロバイダーのひとつです。また、サイクリングの分野でソフトウェアとハードウェアの製品を完璧に融合させている会社でもあります。同社のオンライン・バーチャル・サイクリング・プラットフォーム「Onelap」は、世界でも有数のインドア・サイクリング・ソフトウェアです。


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